抱っこ紐インストラクター&アドバイザーをしている港区(@minatokumama)です。




ベビーアンドミー(BABY&Me)のヒップシート型の抱っこ紐は、新生児時期から48ヵ月(20キロ)まで対応できる抱っこ紐。
今回は、ベビーアンドミー(BABY&Me)のヒップシートの主流商品ONE-S(ワン・エス)とBELK(ベルク)の特徴、およびその使用感についてお伝えします。
ベビーアンドミー(BABY&Me)ヒップシートはこんな人におすすめ
- 新生児から4歳ごろ(20キロ)まで長く使いたい
- 赤ちゃんが大きめで抱っこが大変
- 年の近い兄弟姉妹がいる
- ヒップシート単体で購入したい
- 肩こりに悩んでいる
ベビーアンドミー(BABY&Me)のヒップシートとは
ベビーアンドミー(BABY&Me)のヒップシートの特徴についてまとめました。
ヒップシートのメリット・デメリット
ヒップシートキャリアとは、赤ちゃんが腰掛けるように台座がついているタイプの抱っこ紐。
ヒップシートはどのメーカーも共通で、以下のようなメリットとデメリットがあります。
ヒップシートのメリット
- 腰と肩でがっしりホールドするので体への負荷分散力が高い
- ヒップシートのみ単体でも利用できるため、赤ちゃんが歩き出した後、抱っこしたり降ろしたりが楽
- 前向き、横抱きも容易
- 20キロぐらいと長く楽に使える
- ヒップシートの調整は、腰のみの部分でできるためパパとの共有が楽
一方ヒップシートキャリアのデメリットとしては以下があげられます。
- 腰に負担が来るので腰痛もちの人は注意
- ヒップシートの部分が大きく持ち運びがかさばる
- 赤ちゃんが小さいうちは、台座が大きすぎる場合も



ベビーアンドミーのヒップシートの特徴






ベビーアンドミー(BABY&Me)のヒップシートは腰ベルトによって姿勢をサポートする作り。
また台座にも工夫がされていて、抱っこするパパやママへの負担を最小限にできる仕組みになっているんだ。
ヒップシートにありがちな腰への負担がかなり軽減されています。



赤ちゃんにもパパ、ママにも優しい抱っこ紐として口コミでも高評価を得ています。
うちはベビーアンドミーのベルクSにしたよ高いけど試着して1番体が楽やった
— ®︎ (@rptn_chu) May 22, 2022
ベビーアンドミーのヒップシートシリーズ紹介
ベビーアンドミーのヒップシートは2種類のシリーズ展開
肩紐がついて一対となっている商品をメインとして展開しています。



シリーズは以下2種類。
- ONE-S(ワン・エス)
- BELK(ベルク)
ベルクは2019年の冬に新しく販売された商品で、基本的な見た目や抱き心地はほぼ同じですが、ワン・エスより進化している点もあります。
ベルクは新生児からの抱っこを可能にし、また肩ひもが細くなるなど、小柄な女性でも抱っこしやすい設計になりました。
ワン・エスとベルクの大きな違いは以下です。
- ベルクは新生児セットを使えば、新生児期からパッドなしで使用できる
- ベルクは日本人の体形にあわせて肩ひもが細くなる
- ベルクはヒップシート部分の全面滑り止めつき
どちらが良いか迷ったら、
セカンド抱っこ紐として使う、コスパを選ぶなら→ONE-S(ワン・エス)
新生児から使いたい→ベルク(BELK)
を選ぶとよいでしょう!
またヒップシート部分を単品購入したい人には、「BELK-S hipseat」があります。
こちらは単体販売のみで、あとから上に肩紐部分を装着することはできません。
現在、
「BELK-S hipseat」ヒップシート単体の商品は、肩紐と一対となっている商品(ワン・エス、ベルクのシリーズ)のヒップシートの台座部分が若干小さめになります。
ONE-S(ワン・エス)シリーズの特徴
ONE-S(ワン・エス)はベビーアンドミーヒップシートキャリアのスタンダードモデル。
ベルクに比べ価格も安いので、コスパが良い点で人気です。
ONE-S(ワン・エス)シリーズは生地の違いでオリジナルとライトの2種類あります。
ONE-S(ワン・エス)オリジナル | 綿100% |
ONE-S(ワン・エス)ライト | ポリエステル50% ナイロン50% |
オリジナルが綿100%なのに対して、ライトはポリエステル50%とナイロン50%となっており、オリジナルに比べて100グラム軽くなっています。
ライトは水や汚れに強い生活防水機能があり、重さも軽いので、現在はライトが主流商品となっています。
4ヵ月から使用可能
首が座り、腰もしっかりしはじめた4ヵ月頃から使用可能です。
ただ、正直4ヵ月からヒップシートは赤ちゃんの腰に負担がかかる可能性があるため、わたしはお勧めしていません。
ワン・エスでは、新生児から使えるように新生児パッドをオプションで販売しています。
夏に使うのは暑いですが、もし時期が許すのであれば、赤ちゃんが小さいうちは新生児用パッドを使って赤ちゃんの体への負担を軽減しながら使用するのがおすすめです。
生活防水で汚れに強い
ワン・エス ライトの表面に触れてみるとわかりますが、生地が大変つるつるしていて、肌触りが非常になめらかです。
暑さ対策が完璧
抱っこ紐の赤ちゃんの背中部分のカバーをめくればメッシュになっています。
夏は風通しがよくなり蒸れにくくなります。
ヒップシートに滑り止め付き


引用:ベビーアンドミー公式ホームページより
ヒップシート部分は柔らかいクッション仕様になっており、滑り止めがついています。



ウエストポーチ付き
ベルトの側面に携帯やお財布などを収納できるポケットが付いています。
ちょっとしたお散歩に便利です。
BELK(ベルク)シリーズの特徴
2019年12月に発売された商品です。
BELK(ベルク)の基本的な部分はONE-S(ワン・エス)と同じです。
ベルクは新生児から使えるBELK.firstと組み合わせると、一石二鳥の抱っこ紐になります。



それでは特徴についてみていきましょう。
詳しいレビューは以下のサイトも参考になりますよ!


新生児から使えるBELK.first
ベルク(BELK)は単体では、新生児から使えません。
新生児から使いたい場合はBELK.Firstをセットで購入する必要があります。
このファーストのオプションパーツをヒップシート部分と付け替えることで、エルゴみたいな抱っこ紐のように大変身するのです!



しかも、対象月齢も0ヶ月~36ヶ月頃と3歳ごろと長期に使用可能なのです。
1つの抱っこ紐で兄弟姉妹同時に使えるわけ
BELK.firstのオプションを購入すれば、上に、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいた場合同時に使用することができます。
その理由は、ヒップシートは単体でも利用できるから。
小さい子供をBELK.firstのオプションと肩ベルトを使用して抱っこ、上のお兄ちゃん、お姉ちゃんは、ヒップシートに抱っこしてパパに抱っこしてもらえれば、なんと2人とも抱っこ紐を利用することができます。



BELK.Firstは9,900円(税込)とそこそこしますが、1台2役を兼ねると思えば、妥当な値段ではないでしょうか。
尚、ONE-S(ワン・エス)シリーズでもベビーキャリアとして通常の抱っこ紐のようにできる腰ベルトがオプションで販売されています。
しかし、この腰ベルトは4ヶ月以降からしか使えません。
BELK.Firstとは異なるので注意が必要です!
ワンエスとベルクの違いを口コミからレビュー
ONE-S(ワン・エス)とBELK(ベルク)を実際試した感想や口コミをお伝えします。
抱き心地
ONE-S(ワン・エス)とBELK(ベルク)ともに赤ちゃんの抱き心地は抜群。
1歳過ぎの子供をヒップシートと肩ベルトを使用して抱っこしましたが、赤ちゃんの重さはそれほど苦になりません。
その時使っていたエルゴと比較して肩への負担はかなり軽減されるのを実感しました。
長時間抱っこになった場合は、この差はかなり出てくるでしょう。
腰が痛い?
ベビーアンドミーのワンエスもベルクもヒップシートを使用するときに痛いという話はあまりありません。
🦒のフード可愛ええ(❁´ω`❁)
フードの隙間からカメラに写りたがる👶笑
キョウリュウさんも本人に可愛いかった🦕💓
#ベビーアンドミー #ベビミライフ
#1度試着して欲しい 🥺
そう言えば仕事柄、腰痛もちなんだけどヒップシートつけたから腰痛い〜とか思ったことないかも😳スゴ pic.twitter.com/Drzrxvggnz— ︎みーな🐣5y🎀2y👶 (@minionmiisa) July 10, 2021
一方、わたしがベルクの、BELK.first(ベルクファースト)を使って抱っこしたところ、腰ベルトの紐の部分があたって痛く感じました。



肩ひもの違いによる使い心地の差
BELK(ベルク)は肩紐がスリムにということでしたが、ONE-S(ワン・エス)と両方使ってみた感じでは、使い心地はそれほどかわりませんでした。



小柄なママにはベルクがおすすめです。
ヒップシートの滑り止めの違い
ヒップシート部分の赤ちゃんの座らせやすさですが、ONE-S(ワン・エス)とBELK(ベルク)ともにそれほどの差はありません。
BELK(ベルク)は全面滑り止めになっているとのことですが、ONE-S(ワン・エス)だと赤ちゃんが滑りやすいということもありませんでした。
使い心地にものすごく差があるわけではないので、新生児期から使わないセカンド抱っこ紐としては、少し値段の安いONE-S(ワン・エス)でも十分だということがわかりました。
ONE-S(ワン・エス)の口コミ
・装着に慣れが必要でした。でも抱っこしてしまえば移動は楽です。子どもも落ち着いて寝てくれたので、助かりました。
・ヒップシートも肩紐もややボリュームがあるため大きく見えてしまいますが、肩は大変楽になりました!家事をするときはヒップシートのみを使用することで腱鞘炎も良くなりました。
肩が楽になったという口コミが多数見受けられます!
一方抱っこ紐全体のボリュームがあるので、見た目の存在感がかなりあるのが欠点のようです。
BELK(ベルク)の口コミ
・全部あわせるとかなり高額ですが、一番気にったのが他のヒップシートにはないウエストポーチが外れるというところです。
・二人目が産まれた場合、一人はパパがヒップシートで抱っこ。下の子はママが通常の抱っこ紐タイプで抱っこできるという点で、高額でも購入を決めました。
高額だけれどもパパママ二人で使えるという点にひかれて購入する人が多いようです。
ONE-S(ワン・エス)とBELK(ベルク)まとめ表
スタンダードモデルのONE-S(ワン・エス)と新商品のBELK(ベルク)の違いを比較表にしました。
ONE-S(ワン・エス)ライト | BELK(ベルク) | |
価格(税込) | ライト:22,550円 | 27,500円 |
対象年齢 | 4か月(首すわり)~48ヶ月(20キロ)まで | |
重さ | 720グラム | 750グラム |
ベルトサイズ | 114センチまで | |
肩紐幅 | 広め | ワン・エスよりスリム |
ヒップシートの滑り止め範囲 | 中心部 | 全面 |
新生児期 | オプションパーツ新生児期パッド(5,500円)が必要 | BELK.firstセットで37,400円 |
ウエストポーチ | 取り外し不可 | 取り外し可 |
生活防水 | 〇 | 〇 |
ベルクは、BELK.firstとあわせて買うと、一台二役といえども、抱っこ紐の中では3,7400円とかなり高額に。
コスト的にいえば、ONE-S(ワン・エス)にして新生児パッドを使ったほうがかなりお値打ちになります。
抱っこ紐を収納できる収納カバーも別売りであります。
まとめ
ベビーアンドミーのヒップシートは大変使いやすいヒップシート。
特に腰ベルトが付け替えられるモデルのヒップシート型抱っこ紐はほかのメーカーにはなく、ベビーアンドミーならではの特徴です。
1つの抱っこ紐で長く使いたい、兄弟姉妹がいるという場合にはベビーアンドミーのヒップシートを検討するとよいでしょう!
ヒップシートの王道【ミアミリー】【ポグネー】【ベビーアンドミー】の違いも記事にしているのでぜひ読んでみてください↓
https://minatoku-mama.com/chigai_hipseト8
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