暮らし

港区の地盤は?マンション購入の時の注意点

東京タワー

地震大国の日本で、家を購入する際の地盤の良し悪しは大変重要なポイントです。近いうちに関東付近でも大きな地震が起きる可能性が高いといわれている中、地震に強い地域かどうかは気になる点です。東日本大震災では、浦安などの埋め立て地域では液状化によりインフラに長らく影響がでたり、家が傾いたりといったような現象がおきました。そこで今回は港区の地盤について考察したいと思います。港区でマンションなどの購入を考えるときの参考にしてください。

脆弱な地盤の港区

東京港区は、セレブの街、おしゃれな街、アクセス良好な場所として近年では地価もますます上昇しています。それに伴い、高層ビルや高層マンションの建設ラッシュが続き、特に湾岸エリアでは再開発として大規模マンションが建設されています。

しかし、このようなおしゃな街だからといって、地盤が強固かというと、そうではありません。郷土資料館などにいくとわかりますが、港区の土地は、台地と低地と埋立地に大きく分けられています。湾岸地区はほぼ埋立地です。そして古川沿いに5m-10mの低地が広がり、それを囲むように台地が広がっていきます。そのため、湾岸エリア及び古川沿いなどの低地を中心に液状化が起こりやすいとされています。また台地も多いため、坂が多く大震災が起こった際にはがけ崩れなども心配されています。

港区のハザードマップについて

東京港区では、港区のホームページや各地所で、地震による大震災に見舞われた時に被害を低減させるために「津波ハザードマップ」「液状化マップ」「揺れやすさマップ」のハザードマップを作成して、公開しています。

http://www.city.minato.tokyo.jp/bousai/hazard_map/hazard_map.html

港区に住む際には参考になります。また住んでいる方はご自分の住んでいる地域の地盤を知り、防災に役立てることができます。

港区で津波の来る場所は

関東地方でマグニチュード8.2レベルの地震が発生した場合の津波による港区の影響については「津波ハザードマップ」を見る限り以下のような被害が想定されています。

防潮施設が健全で液状化がなかった場合は、日の出水門あたりで0.15から0.5mの津波が予想されています。

また防潮施設がすべて損傷、液状化もしてしまった場合は被害が拡大し、日の出水門あたりは場所によっては1.5mの津波も予想され、また現在芝浦港南地区総合支所のある付近でも浸水の恐れがあるとされています。

港区津波ハザードマップ

港区で液状化しやすい場所は

首都圏直下型地震(マグニチュード7.3)クラスの地震がきた場合液状化するおそれのある場所について「港区液状化マップ」から以下のようになります。

液状化可能性が最も高い地域は、芝浦港南地区のあたりになります。また芝地区、麻布地区と高輪地区で台地の方は液状化が起こりにくいとされていますが、古川沿いは液状化の可能性がある地点とされています。

液状化しにくい、地域「芝公園・慶応大学一帯」「御殿山地区」「自然教育園、聖心女子学院一帯」「有栖川記念公園一帯」「青山墓地一帯」「明治外苑地区一帯」などが広域避難場所として指定されています。

港区液状化マップ

地震の時揺れやすい場所は?

首都圏直下型地震(マグニチュード7.3)クラスの地震が起きた時に地震で揺れやすい地区についても「港区揺れやすさマップ」で公開されています。ただあくまでも平均的な大きさを予測したもので、地震の規模や震源の距離により揺れやすいさはかわり、地震の発生の仕方によっては揺れが大きくなる地域、弱くなる地域はでてくるということです。

揺れやすい地域は特に、港区でも山手線の外側の地域である海側に広がっています。例えば海側で震度6強を感じても、麻布地区あたりでは震度6弱の揺れという違いがでてきます。

港区揺れやすさマップ

がけ崩れの恐れも

ハザードマップには掲載されていませんが、震災時にがけ崩れの恐れが大きい場所として坂が多い港区は指摘されています。傾斜度30度以上、高さ5m以上で人家などに被害を及ぼす恐れがある急斜面を「急傾斜地崩壊危険箇所」というそうですが、そのような場所が港区は都内で最も多くなります。東京23区で592カ所あるという中、港区は118カ所と5分の1程度が港区にあるのが驚きです。東京都の想定では、首都直下地震による港区内の死者の4割が、がけ崩れによるものとされているそうで都心でもその可能性があると示唆されています。

比例しない生活の利便性と地盤のよさ

残念ながら、生活の利便性と地盤の良さは港区では比例していません。特に、再開発している新しい街は、ファミリー世帯も多く、住むのには快適ですが、埋め立て地であったり地盤の良くない場所も少なくありません。現在、新しいマンションや建物は地盤にあわせて耐震の工夫もしています。ただ首都直下型地震はこのような高層マンションが建ち始めてからはまだなく未知数な部分もあると思われます。地震大国に住んでいる以上、日本中絶対に安全な場所はありませんが、マンションなどの購入時にはこういった地盤についても目を向け、安全対策などについてディベロッパーから話を聞くことも大切です。

また港区のタワーマンションに興味ある方は以下の書籍も参考になります。タワマン対して否定的な見方が強いですが、エリアの特徴や再開発の情報など参考になります。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です