とにかく値段が安いことで魅力的なケラッタのヒップシート。
他のヒップシートが肩ベルト込みで1万円を超えることが一般的な中、ケラッタのヒップシートは肩ベルト、送料も含めてなんと3,000円台。
楽天ランキングでも抱っこ紐部門で1位に輝くなどコスパがよいことで人気急上昇中のヒップシート型抱っこ紐です。
でも正直
と思ってなかなか思い切って変えない人も多いのではないでしょうか。
そこで抱っこ紐インストラクター、アドバイザーの港区ママ(@minatokumama)が今回はケラッタのヒップシートにチャレンジ。
ケラッタヒップシートの口コミを検証しながら、ケラッタのヒップシートの使用感に関して本音レビューします!
ケラッタのヒップシートの使用感まとめ
- 3000円台で購入できコスパ最強
- 軽量で収納力抜群
- 親子ともフィット感はいまいち
- 台座に滑り止めがないので、赤ちゃんの座る位置がずれやすい
- チープ感は否めない
結論としては、口コミでも、ケラッタのヒップシートは、値段の割には使い勝手はまあまあいいので満足している人はいるものの、後悔している人も少なくありません。
抱っこ紐インストラクター、アドバイザーとしては、台座部分の安全性に疑問が残り、親の負荷などを考えるとおすすめできませんでした。
高くてもヒップシートを使う機会が多いのであれば、ポルバンなどの商品がおすすめです。
ケラッタのヒップシートの特徴
ケラッタのヒップシートは、コスパがよいということで人気のある商品。
そんなケラッタのヒップシートの特徴をまとめました。
何歳から何歳まで使える?
ケラッタのヒップシートは6カ月から36カ月(3歳20キログラム)まで使えるヒップシート型抱っこ紐です。
新生児用のパッドなどは売られていないので、残念ながら赤ちゃんが小さいうちは使えません。
ヒップシートと肩ひもセットで販売
ケラッタのヒップシート型抱っこ紐は、赤ちゃんの座る台座部分のヒップシートだけでなく、赤ちゃんが落ちないように支えるキャリアもセットで販売されています。
すべて込で値段が3,000円台なので、大変コスパがよいのです。
もちろんヒップシートから肩ベルトは外すことが可能なので、ヒップシート単体としても使用できます。
使い方は複数通り
ケラッタのヒップシート型抱っこ紐は、通常の「対面抱っこ」だけでなく「おんぶ」「前向き抱っこ」「ヒップシート」として抱っこの補助など様々な使い方ができます。
大容量の収納力
ヒップシートの多くは台座の部分にスポンジなどが入っているため見た目より収納はありません。
一方ケラッタのヒップシートの台座はプラスチックの板で中は空洞。そのため部分の大部分が収納ケースとして利用できます。
それだけではなく腰ベルトの横にも収納用袋があるため、収納力は抜群です。
台座の中身はプラスチックの板
台座には上のようなプラスチックの板が使われています。
以下写真はポルバン(右)の台座と比較したものですが、ポルバンが発砲スチロールのようなものでしっかりしている反面、ケラッタの台座はプラスチック板のみなので耐久性が少し心配だなっと感じました。
ケラッタヒップシートのメリット
ケラッタのヒップシートを購入して感じたメリットをお伝えします。
安くてコスパがよい
ケラッタのヒップシートはとにかくコスパが良い点。
数あるヒップシートの値段と比較してもその値段の安さは際立ちます。
ヒップシートブランド | 定価(税込み) |
---|---|
ケラッタヒップシート | 3,480円 |
ポルバン | 7,150円(台座)+4,400円(ダブルショルダー) |
ミアミリー | 28,600円 |
ポグネーNo5 neo | 24,750円 |
ベビーアンドミーONE S LIGHT | 22,550円 |
軽い
ケラッタのヒップシートの重さをはかると台座部分だけなら約355グラム。
ショルダー部分をふくめても約565グラムです。
ミアミリーなど他のブランドと比較すると、かなり軽量になっています。
ポルバンについては以下記事も参考にしてくださいね!
収納力抜群
ヒップシート下の収納が大容量というだけでなく、腰ベルトにも収納があるので、赤ちゃんをつれてお買い物行くときの荷物一式ぐらいは入ってしまう感じです。
これだけ入ればお出かけの時にこの抱っこ紐一本ででかけられて本当に助かります。
ケラッタヒップシートのデメリット
ケラッタのヒップシートですが、値段が安い分どうしてもデメリットもいくつかあげられます。
台座が大きすぎる
上の写真は左がポルバン、右側がケラッタの台座部分を比較した写真です。
ケラッタのヒップシートの台座は前側に突き出しておりポルバンと比較してもかなり縦長なのがわかります。
このようにヒップシートの台座部分が大きいと抱っこした時、赤ちゃんが小さいと、赤ちゃんのヒップの部分があまり、姿勢が保ちにくい可能性があります。
ヒップシートのみ使うのであれば手で支えることが多いのでそれほど気にならないと思いますが、ショルダーを使う場合赤ちゃんが小さいうちは使いにくい可能性があるでしょう。
台座に滑り止めがない
ケラッタの台座部分は滑り止めがありません。
ケラッタのヒップシートは、赤ちゃんがずり落ちないように以下の写真のようにかなり斜め上向きになっていますが、滑り止めがない分、赤ちゃんの姿勢保持がしづらいです。
例えばベビーアンドミーの台座の部分は以下のようにしっかりとした滑り止めがついています。
腰の部分のフィット感がない
左がポルバン、右がケラッタですが、抱っこする親の体(腰)に当たる部分に青い線を入れました。
ポルバンは体のラインにあうような丸みをおびた形になっていますが、ケラッタはまっすぐです。
ケラッタは腰の部分がまっすぐなためどうしてもフィット感に欠けるのがデメリットです。
ショルダーは軽いがぺらぺら感あり
ショルダーはついていますが、軽いけれども、ペラペラ感は否めません。
腰の負担を軽減するためにショルダーというよりかは、赤ちゃんを支えるという感じのショルダーになります。
抱っこする親の負担を腰と肩で分散したいということであれば、ベビーアンドミーやミアミリーなどの高額ブランドのものの方が絶対おすすめです。
ミアミリー、ベビーアンドミー、ポグネーのヒップシートを比較しているので、以下も参考にしてくださいね↓
口コミ
ケラッタのヒップシートに関する口コミも集めました。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
- ポルバンとケラッタ買ったけどやっぱりポルバンの方がおすすめという口コミ
ポルバンとケラッタ両方買いましたがうちはポルバン圧勝でした!ポルバンの方が腰への負担が少ない&座るところが大きめで安定してました🙆♀️💕
— みこ® 7m (@micco353535) November 30, 2021
- チープさは否めないという口コミ
私は激安ケラッタでーす😘でもベルク良さそう!上半分がかさばってかさばって…ケース欲しいもの!とりあえず満足はしてるもののチープ感は否めない😂2人目授かれたら安くないヒップシートを買おうと思ってる!
ふちこちゃんへ
エアリコも持ってるけどヒップシートと併用すると楽だよー!— みーこ☺︎︎とあーちゃん9m🎀 (@misamaternity) November 21, 2021
- 滑り止めがないので注意という口コミ
私はケラッタ使ってます。ヒップシートにも抱っこ紐にもできるやつです。出先でグズった時も家の中で無限抱っこの時も、どちらも凄く重宝してます〜☺️✨反省点は、子供が座る座面に滑り止めが付いてないのにしてしまったので、これから買うならそういう点も気にしてみてくださいませ☝️
— アキ@🐘8m (@aki_hei) November 29, 2021
口コミでは、値段を相応では満足しているものの、やっぱり次回買うならもう少し値段の高いものでもという意見を感じられました。
まとめ
ケラッタのヒップシートは安いのが魅力的。
値段の割には、使い勝手はまあまあ良いため、ユーザーの満足度も比較的高いのが特徴です。
ただ、ポルバンをはじめとする、他のヒップシートを一度使ったことがあると、ケラッタのヒップシートのデメリットの部分を感じやすいなと思います。
また本当に腰痛や肩こりに悩んでいる人には、ケラッタのヒップシートよりはポルバン、ミアミリー、ベビーアンドミーなど上位のブランドの方が作りがしっかりしているためおすすめです。
一方、「ヒップシートをちょっと試してみたい」「他の抱っこ紐と併用するからあまり使わないけど、とりあえず一つ持っておきたい」という場合にはコスパが良い点でケラッタのヒップシートをおすすめします。
ちなみにフードカバーが付いているタイプは以下。