「抱っこ紐購入したけど、使い方がわからない」
「抱っこできたけど、赤ちゃんが苦しそう」
「抱っこ紐使っているけど、肩腰の痛みがつらい」
「抱っこ紐で抱っこすると赤ちゃんが嫌がる」
などなど、抱っこ紐にまつわる悩みやトラブルってつきないのではないでしょうか。
そして「使い方動画も見てみてもなんだかしっくりこない!」
しょうがないからなんとなく抱っこ紐使っているママ、パパって多いですよね。。。

抱っこ紐は正しく使えば大変便利な一方、間違った使用方法をしていると、赤ちゃんの股関節に影響がでるということも!!



ということで、今回東京日本橋にあるマタニティブランドで有名なMOHOUSEさんで行われている抱っこ紐講座を偶然発見!早速予約していってみました。
講師の先生は、NPO法人だっことおんぶの研究所認定、ベビーウェアリングコンシェルジュの柳川友紀先生。(柳川先生のHPはこちら)



そこで今回は、抱っこ紐でよくあるトラブル「赤ちゃん苦しそう」をなくすことができ、「正しい抱っこ紐」の使い方を学ぶことができる、柳川先生の抱っこ紐講座について受講した様子をレポートします!
抱っこ紐講座の内容
今回、MOHOUSEで行われた抱っこ紐講座は、先生と私+ベビーちゃんのマンツーマンスタイル。
そのため約1時間じっくりと先生に正しい抱っこ紐の使い方を教わることができました。今回柳川先生の抱っこ紐講座では
- 正しい抱っこ、おんぶについてのレクチャー
- 自分の持っている抱っこ紐の抱き方のチェック
- 悩みに応じておすすめの抱っこ紐の提案
という流れで講義が進められました。
赤ちゃんにとって快適な抱っこ環境について
まずは赤ちゃんにとって快適な抱っこ環境についてのレクチャーがありました。
そもそも、抱っこ紐を使う以前に正しい抱っこを理解していないと「赤ちゃんが苦しい」「ママが辛い」ということになりがちです。
そこで先生が伝えてくださったのは「素手で正しく抱っこする必要性」。



素手で正しく抱っこできなければ、赤ちゃんの股関節に影響がでることがあったり、ママが腱鞘炎になってしまうったりと、赤ちゃん、ママ双方に影響が出てしまいます。
「日本は欧米に比較して圧倒的に抱っこする時間が長いんです。だから抱っこの仕方、抱っこ紐の選び方は日本人は非常に大切になってきます。」
と柳川先生。
その言葉で、改めて抱っこ紐選びの大切さに気が付きました!
おんぶについて
抱っこ紐を購入する時、「抱っこ」+「おんぶ」ができて便利という理由でエルゴを購入する人も多いのではないでしょうか。
ところがおんぶについて海外メーカーの特徴は、おんぶの位置が日本の元来のおんぶ紐を使用するより、赤ちゃんが下の位置になるというもの。
その理由は、
「欧米人はおんぶという文化がなく、彼らがおんぶ紐を開発するにあたり、参考にしたのはアフリカ人。アフリカ人はヒップが大きいのでその上に子どもを乗せて抱っこしています。生活様式も異なるため、おんぶする位置がそもそも低いのです。」
と柳川先生。
代表的な海外のメーカーエルゴでおんぶすると、赤ちゃんの頭の位置が、低いところに。そのため、ママが立って家事をすると赤ちゃんの視界が遮られるため、ご機嫌ななめになるというパターンがあるとのこと。
エルゴのデメリットはわたしの記事でも紹介しています。


一方、昔ながらの日本で使われていたおんぶ紐は高い位置でおんぶができるのが特徴。そのため、おんぶしても赤ちゃんの視界は妨げられず、ママの目線でものをみることができます。また赤ちゃんのママの体にしがみつくという基本の動作も妨げられず、自然な形でのおんぶが可能になるのです。


↑しろくま堂のおんぶ専用紐。おんぶが高い位置にあるのがわかる
エルゴの抱っこ紐のレクチャー
現在外出用に使用しているエルゴ360。お姉ちゃんの時から使用はじめて4年目となりました。
今回は、エルゴ360について正しく装着できているか見てもらいました。
まず、エルゴの抱っこ紐について
- エルゴは体格の良い欧米人向けの製品
- エルゴはもともとベビーキャリー。赤ちゃんを運ぶものという概念のもと作られている
ということをまず理解。
そのため、細身の日本人には、エルゴの抱っこ紐があわない可能性があります。
また海外製の抱っこ紐は赤ちゃんをあくまで運ぶというリュックと同じような概念で作られているので、日本の抱くというイメージとは少し違うんだよーということを念頭にいれる必要もあるそうです。


↑腰の位置や、肩紐の締め具合を調整。ちょうど良い位置を教えてもらいました



また冬の時期の防寒具。赤ちゃんをコートを着せて抱っこをすると赤ちゃんが暑くなりすぎる可能性が。そのため、抱っこ紐しながら羽織れるコートがおすすめとのことでした!
MOHOUSEのコートは、抱っこ紐の上から簡単に羽織れるのがポイント。試着させていただきましたが、すごく着心地もよく、見た目も素敵!抱っこ紐をしていなくても、ダサくなく羽織ることができるのができます!
リングスリング「キュット ミー!」の試着
自分でもっている抱っこ紐以外にも、この講座では日本人の体形に合う抱っこ紐の試着、提案をしてもらうことができます!
まず、試したのが北極しろくま堂のスリングタイプの抱っこ紐「キュット ミー!」。スリングにリングがついている、リングタイプの抱っこ紐です。


スリングタイプといえば、前回このブログでもBettaを紹介させてもらいました。そこでも書いたのですが、Bettaは試着した時、肩や腰への負担を感じてしまったので、今回もかなり不安でしたが。。。







しじら織のスリングタイプの抱っこ紐。娘も丸まって安心して抱かれていました。
柳川先生によると、このタイプの抱っこ紐は1歳以降、特に歩き出してから活用しやすいとのこと。ヒップシートタイプのように、必要な時、必要なだけちょこっと抱っこしてあげるのに最適。赤ちゃんの出し入れも簡単だからです。
ちなみに、きゅっと包み込んでしまうので、両手は自由に使えるのもポイント!持ち運びも布一枚なので本当に楽ちんです。
へこおびタイプ抱っこ紐の試着
最期に試したのが、へこおびタイプ抱っこ紐。
「へこおび」とはその名の通り、着物の帯の一種。昔はその帯を使って子どもをおんぶしていました。ただ実はおんぶはできても、長さが足りなくて抱っこはできなかったのですが、改良して抱っこできるようになったのが北極しろくま堂の「へこおび」です。
長い一枚の布でできていて、中心がわかりやすいように帯の真ん中にしるしがついています。
それを先生に教えてもらいながら体にまきつけて、ものの1分程度で抱っこ紐に!このブログでも紹介しているコニーの抱っこ紐のような形になれば完成です。



へこおびタイプの抱っこ紐は、抱っこだけでなく、おんぶもできてしまうのが特徴です!
まとめ
1時間の講義はあっという間!
柳川先生ジェスチャーを交えたわかりやすい講義のもと楽しくレッスンを受けることができました。
抱っこ紐を使っているけど「赤ちゃんが苦しそう」「楽に抱っこしたい」「持っている抱っこ紐が正しく使えているかわからない」そういった悩みをすべて解決してもらえる講座です。
出張講座やZoomを使ったレッスンも行っているので、ぜひ悩んでいる人は直接問い合わせてみてくださいね!
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