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羽田新ルート 港区タワーマンションからの騒音を試験

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飛行機

羽田新ルートの試験運行で想像以上の都心での飛行機の低空飛行に、騒音や不安を感じた人も多いのではないでしょうか。前回のレポートでもマンションからの騒音をレポートしましたが、今回は実際にタワーマンションからの騒音を録音計測しました。また「羽田新ルート航空機騒音モニタリングの結果」として環境庁からの最新速報も掲載していますので、あわせてご覧ください。

目次

羽田新ルート航空機騒音モニタリングの結果

2月4日に計測された羽田新ルート航空機騒音モニタリングの速報が東京都環境局から発表されました。以下が速報値です。

東京国際空港(羽田空港)の新飛行経路の実機飛行確認に伴う航空機騒音モニタリングの結果について(南風時)

港区タワーマンションから騒音レベルの計測

2月5日15時半ごろタワーマンションの屋外ベランダにて計測した飛行機の通過音です。1分たらずのうちに2台の飛行機が通りすぎています。1台目の飛行機のルートが近く、2台目は少し離れています。

飛行機の騒音の中で一番響くのは、金属音のようなキーンというような音です。

iPhoneの騒音計測アプリで騒音を計測するとMAX72dBほどでした。

以下再生すると音声が出ます。ボリュームに注意してください。

環境庁が発表している渋谷区での計測結果と比べてもほぼ近似となっているかと思います。

環境基準について

環境省の出す環境基準に「航空機騒音に係る環境基準について」確認しました。

環境基本法(平成5年法律第91号)第16条第1項の規定に基づく騒音に係る環境上の条件につき、生活環境を保全し、人の健康の保護に資するうえで維持することが望ましい航空機騒音に係る基準(以下「環境基準」という。)及びその達成期間は、次のとおりとする。

地域の類型 基準値
住居の用に供される地域 57デシベル以下
上記以外の地域であつて通常の生活を保全する必要がある地域 62デシベル以下

環境省 航空機騒音に係る環境基準について

環境省によると、住居の用に供される地域は航空機騒音にかかわる基準として57dB以下が望ましいということです。

しかしながら今回の騒音モニタリングではそれを上回る数値が出ています。小学校などの子供たちが過ごす場所でこのような値が出ているというのは問題です。

70dBというと、人間がうるさいと感じる音になります。

住宅騒音に関してまとめたサイトがありましたので、参考にしてください。

https://summy-trouble.com/souon_db/

まとめ

今回の環境省のモニタリング結果や、私が独自に行ったアプリでの計測ともにその結果は環境省が定める騒音の基準を超えています。尚、この羽田新ルート直下には、上皇ご夫妻の住む高輪皇族邸もあります。日本の皇族の住まいの上を航空機が通るのをよしとする政策は安全面から考えてもあまり好ましくないのではないでしょうか。今回の結果をもとに、飛行ルートに関して再考をしていただきたいと思います。

2月10日追記 環境省の定める騒音の基準について

尚、環境省の定める環境基準は、Ldenを基準としているため、今回観測した瞬間での最大騒音と基準が異なるとのこと。(コメントをいただいた方、教えていただきありがとうございます。)基準について追記の記事をだしましたので、こちらもあわせてご覧ください。

[blogcard url=”https://minatoku-mama.com/article_100″]

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 自分も反対の立場ですが、残念ながら、基準値はこえてないそうです。
    からくりはLdenていう評価値で判断するから、につきるんですが、これ、実騒音よりめちゃめちゃ低くなります。
    今回の80dBとかも、Ldenでは51dB。

    WHOの推奨値は45dBなんですよ?
    国際標準より大幅にゆるい基準値なので、まず基準は越えないというわけです。

    • コメントありがとうございます!勉強になりました。そして誤解なきよう追記の記事も掲載しました。しかも、この70dB-レベルの騒音に関しては、政府もおりこみずみの数値のようですね。基準はいくらでも作れます、ですから基準内だから我慢せよ、と強制されるのは民主主義国家としてどうかなと思います。

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