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バス車内の座席割り込み問題について考える

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バス優先席

3月29日にSNSで拡散された「バス車内の割り込み問題」。今回の画像は現代の日本の抱える問題「高齢化」「過保護」「無関心」などの問題を映し出しているように思います。その問題の経緯及び、わたしの考えをまとめました。

目次

バス車内の割り込み問題の経緯

3月29日にSNSで拡散された、神奈川県中央交通バスで、子供が座る席に割り込んだ老人と子供の母親との口論やりとり。

その経緯は、酔った老人が、1人用の席に座っていた小学生の男の子の席に割り込んだことからはじまりました。そのあと小学生の母親が老人と口論になります。その様子が動画で撮影されツイッターから拡散されました。

”女性「あなたが無理やりそこに座る必要ないです。言葉で言えばよいです。」”

と言っていることから、子供がいる席に老人が無理やり座ったのが発端ぽいですね。

母親としてこの映像を考える

わたしの子供がもしこのような場面に遭遇したら、どうするかと考えました。実は毎日バスで園の送迎をしているわたしにとって他人事ではありません。

そして、もし、このおじいさんが無理やり子供が座っているところに割り込んだのであれば、このお母さんと同じようにおじいさんに文句を言うだろうと思います。相手が子供であれ、大人であれ、相手に失礼のないように座るのがマナーではないでしょうか。

またこの小学生の子は男の子だったそうですが、もしこれが女の子であったら、どうなんでしょうか。今の時代、本当におかしな人はいます。酔っぱらった男性がわたしの娘の隣に無理やり座ったなら、場合によっては警察をよぶかもしれません。

子供は立つべき?

この問題の映像を流したテレビのコメントでは「最近の親は過保護だ」「子供が立つべきだ」という意見もありました。しかし、子供といっても小さい子から大きい子、体格、体力も様々です。わたしも子供のころ親から子供は公共機関にのったらお年寄りに席を譲りなさいと教えられてきました。しかし、自分が言われたのを覚えているので小学校高学年になってからだと思います。

わたしの娘はまだ2歳です。実はバスの中でたっているのは大変危険です。手をつないでいても簡単に転びますし、「手すりにつかまって」といっても、つかまることができません。特に満員のバスの中では、大人の人が持つ鞄がぶつかったり、傘の先が目線の先にあったりと怖いことばかりです。抱っこすればよいという人もいうかもしれませんが、小さくても10キロ以上ある子供を、揺れる車内で抱っこし、そしてたくさんの荷物を持つことはそんなに楽なことではありません。

「子供は立つべき」これは確かに、自分で通学ができるようなったら確かによいしつけだと思います。大きな子供に対して、もし親が席を譲ってくれといえば「過保護」だと思います。しかし「子供」というあやふやな定義のまま、「子供は席を立つべきだ」というのは乱暴でしょう。もしこうした議論がまかり通ってしまえば、「小さな子供でも立つべきだ」と思い、小さな子供に席を譲ってくれない人が尚更増える可能性があるからです。

実際に遭遇した出来事

わたし自身がバスの中で遭遇した出来事です。満員バスの中、わたし(妊婦)と2歳の娘で立っていました。すると一人のおばあさんが、席を譲ってくれたのです。園の帰り道は荷物も多く、妊婦と2歳の子でバスの中で立っているのは本当に大変です。おばあさんにお礼をいってありがたく席に座らせていただきました。

その後、そのおばあさんが、大きな声で言い始めました。「なんで若い人たちが座っているのでしょうね~まったく本当にひどい人たちだ。」

するとわたしの席の前に座っていた女性が怒りながらおばあさんに言いました。「わたしは、妊婦なんです。でも目の前でそんな風に言われて腹が立ちます。どうぞ、席に座ってください。」

ただ、妊婦マークをつけていないですし、お腹も出ていないので妊娠しているかどうかわかりません。だからおばあさんに対して、正直に話し、怒る必要もないのではないかと思いました。わたしの気持ちを代弁してくれたおばあさんの発言は実は大変ありがたかったため、複雑な気持ちでその女性をなだめました。

でも確かにその日、その女性以外にも大勢の若い男性も座っていました。その人たちは私たちの様子をみてなぜ席を譲ってくれないのでしょう。それぞれ事情はあると思いますが、悲しい日本の現実です。

強い態度をとったのは、相手が子供だから?

今回のバス問題のおじいさんの行動に対して一つ疑問があります。「なぜ子供でなく、若い人に席を譲れと言わなかったのだろう」ということです。結局このおじいさんの行動をみていると、自分より弱い者である子供の席に無理やり座り、また文句言ってきたのが母親の女性であったため、「文句を言われて言い返した。」というような気もします。もし、子供の保護者が強面の父親ならどうしたでしょうか。

世の中には弱い人に対して、強い態度をとる人はたくさんいます。例えば、わたしが娘を連れて歩くと、ぶつかってくる人がいますが、体格のよい主人が娘を連れて道の真ん中を歩くと、皆避けて通るのです。

人間不思議なもので、本能からか自分より強そうな人は自然に避けようとするんでしょうね。

周りの人が手助けを

「元気なサラリーマンや、若い人ならぜひ困っている人に席を譲ってほしい!」これは妊婦で小さな子供を抱えるママとしての本音です。バスや電車で、目の前にお年寄りや困っている人がいても、スマホ見ながら気が付かないふりをしている若い人は本当にたくさんいます。

バスの運転手さんも気が付いたら簡単でもよいので、自動アナウンスに任せず車内アナウンスをしてください。「お年寄りや困った人に席を譲ってください」と。「見て見ぬふり」をしている人に少しでも行動する勇気を与えてください。

「見て見ぬふり」「他人事に無関心」わたしはこれが一番よくないと思っています。今回のバスの中のトラブルでも、バスの運転手さんも含め、周りの人たちがもっと当事者を手助けしてあげてほしかったと思います。トラブルになった時点で、老人に席を譲ったり、子供に席を譲ってあげたり、諭してあげたり等。子供の教育のためにも本来は周りが助けたり、仲介に入ってあげたりすることは良かったのではないでしょうか。

この映像が流れたのを機に公共の場でのマナーの問題に対して、人々の関心がさらに高まり、改善されていくことを願っています。

バス優先席

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